
できれば遺品整理はなるべく安い業者に頼みたいけど、遺品を雑に扱われないか心配・・・。
このような疑問・悩みにお答えします。
- 遺品整理の料金と作業の質の関係
- 遺品整理を依頼した際の料金相場
- 遺品整理を格安業者に依頼する際のポイント
- おすすめの格安遺品整理業者
遺品整理の業者を探していると、どこの業者もホームページには3万円~といった低料金で作業できるように思える表示がされています。
しかし、実際には数万円といった低料金で作業ができる遺品整理業者はごく限られており、中には料金相場からも大きく外れた「ぼったくり」と思わざるを得ない業者もいます。
この記事では、本当に低料金で作業が可能な遺品整理業者や、遺品整理の料金相場などをご紹介します。
【格安】おすすめの遺品整理業者5選
格安の見積もりでも安心して作業を依頼できる遺品整理業者をご紹介します。
プログレス
公式サイト https://www.ihinseiri-progress.com/
遺品整理プログレスは全国各地に営業所を持っており、見積もりの成約率が70%を超えるほどのサービスを提供しています。
お客様アンケートを行っている遺品整理業者は多くありますが、実際にはすべての依頼者に協力を促せていないことが多いのですが、プログレスはサービス品質向上のためにも、アンケートの協力を積極的にお願いしています。
こういった姿勢が、満足度の高い遺品整理サービスにつながっていると考えられます。
メモリーズ
公式サイト https://www.ihin-memories.com/
メモリーズは、代表の横尾氏がNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で単独の出演を果たすなど、メディアでも積極的に発信をしています。
家具や家電はリサイクル品として2次流通するのはもちろんのこと、地域の方々へ無料で譲るような活動やボランティアなど、地域への貢献にも大きな役目を買っています。
遺品整理の最中に「どんな人が見ても」「何人が見ていても」普段と同等のサービスを約束する透明性の高い遺品整理を約束していますので、安心して遺品整理を依頼できます。
リリーフ
公式サイト https://relief-company.jp/
リリーフはテレビCMを放映するなどでご存知の方も多いかもしれません。リリーフではお客様に安心して依頼してもらえるように、人身・物損事故による補償が最大1億円までの保険に加入、個人情報の取り扱いを遵守するプライバシーマークを取得するなど、依頼者に寄り添ったサービスを提供しています。
エイブルや三井住友グループの不動産会社などの大手企業と業務提携していますので、その安心感は大きなものがあります。
プロアシスト
公式サイト https://www.pro-assist.co.jp/
プロアシストは関東・関西・四国に拠点を持つ遺品整理会社で、遺品整理~解体作業までワンストップで依頼ができます。
ワンストップで作業できるということは、外部企業へ料金の支払いが必要ないため、料金を抑えた作業が可能ということになります。
料金の安さで相見積もりから受注していることも多いので、関東・関西・四国で遺品整理の相見積もりを取る際はぜひプロアシストにも依頼してみてはいかがでしょうか。
ネクスト関西
公式サイト https://seiri-next-kansai.com/
ネクスト関西は兵庫県・大阪府を中心に遺品整理サービスを提供している遺品整理会社です。
活動拠点は大手の業者と比べると限られてはいますが、そのサービスの品質は業界の折り紙付きで、お客様に寄り添った遺品整理を受けることができます。
また、少人数性ならではの低価格も売りですので、対象地域での遺品整理はネクスト関西も検討してみてください。
遺品整理作業の質と料金に関係はある?
ではまず遺品整理の作業の質と料金に関係があるのかという点についてご紹介します。
まず結論として、作業の質と料金の関係に関係はあります。ただし、低価格で提示したすべての遺品整理業者の質が悪いということは決してありません。
あまりにも遺品整理の見積もりの料金が相場よりも低い場合には以下のような理由が考えられます。
- 一般廃棄物の許可を所有・リサイクル/リユースに力を入れている
- 高値で買取できる遺品がある
- 法律を遵守していない遺品の処分方法をとっている
- 外国人を安い給料で雇っている
1であれば企業努力で作業料金を最大限に抑えている業者であることが予想でき、2の場合でもきちんと買取明細書などを提示してくれるのであれば低価格でも納得ができます。
しかし、3や4など法律を違反している・グレーなことをしているのであれば、遺品整理作業の質が低いことが予想されますし、2でも買取を告知されていないのであれば古物商の法律(古物営業法)を違反していることになります。
このように、すべての格安な遺品整理業者の作業の質が悪いとはいうことはありませんが、「なぜ安いのか」を明確にできない業者は作業の質も悪い可能性が高いです。
遺品整理は実際に依頼してみなければ、その業者の作業の質を知ることはできません。
しかし、その作業の質を見極めるために、インターネットやSNSなどでの口コミをチェックして、まずは無料の見積もりを依頼してみてその場の対応で判断したりなど、依頼前にもできることはいくつかあります。
この後で遺品整理の料金相場については詳しくご紹介しますが、一般的な家であれば遺品整理代金は十数万円~数十万円と、決して安いとはいえない料金のかかる遺品整理ですので、依頼後に後悔することがないように業者選びは慎重に行いましょう。
遺品整理の料金相場とは?
では、続いて遺品整理の料金相場についてみていきます。
遺品整理の料金については、先ほどもご紹介したように買取できる遺品の量や、リサイクル/リユース可能な遺品の量、企業ごとの遺品の処分方法などによって大きく変動します。
以下で紹介する料金相場は、長年遺品整理業界に携わってきた中で、一般的な遺品整理の料金相場と納得できる料金を挙げていきます。
参考 遺品の高価買取【ココロセイリ】サービスを選んだ決め手は?
遺品整理の料金は2tトラック1台あたり10~16万円が相場
遺品整理の料金は、業者や遺品の内訳などにもよりますが、2トントラックいっぱいに荷物を積んだ場合、10~16万円ほどが料金相場です。
この10~16万円の中には、遺品の梱包からトラックへの積み込み、処分費や人件費まで、すべて含まれている料金となります。
ただし、遺品整理でトラック1台分ちょうどいっぱいになることはあまり多くありません。
普通の2トントラック(ショートの箱型トラック)には約12立方メートル分の荷物が詰め込めます。トラックがいっぱいにならない場合には、1立方メートルの箱に遺品を詰め込んだ時、その一つの箱につき8,000円~13,000円と計算しましょう。
また、荷物がごく少量しかない場合は、この1立方メートルの料金単価よりも高くなる場合があり、かえって荷物が非常に多い場合にはディスカウントできることもあります。
注意していただきたいのが、2トントラック1台につき10~16万円といった説明だけをして、実際には1台と1/3ほどしか荷物がないにもかかわらず2台がいっぱいになった料金(20~32万円)を請求する業者もいます。
遺品整理の見積もりは一般的にトラックの台数ではなく、実際の荷物の量で計算しますので、そういった業者には依頼しないようにしましょう。
注意!遺品整理の料金に間取りは関係ない
遺品整理の料金相場を調べると「1K:35,000円~」といった紹介がよくしてあります。しかし、この紹介の方法はあくまで「一般的にこの間取りにはこの程度の荷物がある」と仮定して料金を算出していますので、「1Kだから35,000円で依頼できる」と思わないようにしましょう。
また、3LDKを10万円台前半から作業できると記載されていることもありますが、一般的な3LDKの広さと荷物の量であれば平均すると25~30万円ほどはかかりますので、料金はかなり低く印象付けようとしていることがわかります。
遺品整理の料金と間取りについては、原則として一切関係ありませんので、あくまでどれだけ荷物があるのかをもとに計算しましょう。
ゴミ屋敷のようになっている家の遺品整理の料金相場
通常の遺品整理ではなく、ゴミ屋敷のようになっている家の遺品整理の料金相場は通常よりも高くなる傾向にあります。
先ほどご紹介した10~16万円という相場は、ある程度の買取/リサイクルできる遺品や、処分費のかかからない処分方法のある遺品(雑品・家電スクラップなど)が含まれていることを前提にした料金相場です。
ゴミ屋敷だと、単純に「汚いから高くする」といった意図ではなく、買取/リサイクルできる遺品が少なく、処分費のかかる遺品が多いことに理由があります。
ゴミ屋敷と呼ばれる家には、空のペットボトルやコンビニの弁当ガラ、再生しにできないほど汚れた雑誌などが大量にある場合が多く、これらの割合が多くなると処分費が通常よりも高くなり、結果として料金相場よりも高くなってしまいます。
格安な遺品整理業者に依頼する際のポイント・注意点
追加料金が発生しないことを確認
近年はやっと耳にすることが少なくなってきましたが、しかし未だに見積もりよりも高額な請求を作業後に行う業者が複数います。見積もりでは格安に見せておいて、処分費の高い荷物が出てきたなどの理由を付けて高額請求に切り替えるのが常套手段です。
見積時に追加費用の発生がないことを必ず確認し、言質を取っておくことでトラブルを事前に回避することができます。
ただし、見積時には残すとしていた遺品を処分する際には、もちろん追加の費用が発生しますのでご注意ください。
なぜ低価格で作業できるのかの説明を求める
冒頭でもご紹介した通り、料金相場よりも低い価格で作業ができるのには理由があります。
見積時に「相場よりも安い気がするが、どんな理由で安いのか」をきちんと説明してもらうことで、その業者が信用できるのかを判断できます。
企業努力によって価格を抑えている業者であれば、その理由をアピールするために業者側からその説明を行いますが、説明がなかった場合には説明を聞いてみましょう。
電話・ラインでの見積もりではなく現地にきてもらう
最近では電話やラインなどのSNSでも見積もりを行っている業者がありますが、便利なサービスではありますが依頼の前には一度現地で見積もりとることをおすすめします。
仕事などでどうしても見積もりの時間を捻出できない場合には仕方がありませんが、トラブルを回避するためには現地での見積もりを取っておくのが安心です。
まとめ
遺品整理を料金だけで選んでしまうと、思わぬトラブルや質の低い作業しかできない遺品整理業者に依頼してしまう可能性があります。
トラブルを事前に回避するためにも、まずは見積時の対応や口コミなどを探して、安心して依頼できる遺品整理業者をしっかりと見つけてから作業の依頼をしましょう。