親と揉めずに生前整理を進めるには?子供として押さえておきたいポイントを紹介

コラム
生前整理で親と揉めたくない人
生前整理で親と揉めたくない人

親のためにも生前整理をしたいけど、親に言ったら揉めそうで言えない・・どうしたら揉めずに進められるのかな?

このような疑問・悩みにお答えします。

記事テーマ
  1. 親と揉めないためにはお互いの判断する基準を尊重する
  2. 生前整理で重視したいポイント
  3. 生前整理を一回でまとめてやろうとしない
  4. 親と揉めてしまったトラブルとは?

生前整理とは、生きているうちに身辺の整理を行い、身の回りをすっきりした状態で来るべき時を迎える準備をする、といういわゆる「終活」の一つとなります。

ここではこの生前整理に関して、自分の親に生前整理をしてもらおうと子供の立場で考えたときに、親とトラブルにならずに上手く生前整理を進める方法について紹介していきます。

生前整理で親と揉めないためにはどうしたらいい?

生前整理で親と揉めないためにはどうしたらいい?

親が年齢を重ねて高齢になると、子供の立場としては生前整理や亡くなったときのことを考えることが多くなるのではないでしょうか。

「今から死んだときのことを考えるなんて・・・」と親には不快感を与えてしまうかもしれませんが、子供の立場としてはとにかく意思表示をしてもらわないと困る、というのが正直な本音になることは多いのではないでしょうか。

しかし、「これもう使わないんじゃないの?」と口出しをしてしまえば、親と口論になってしまうことだって考えられます。

親が長年住んでいた家には、どうしても捨てることができない愛着のあるモノがたくさん保管されています。

子供にとっては「余計なモノ」と思うモノも、親にとっては「必要なモノ」であったりすることも多くあります。

生前整理についてはお互い話しにくい内容なだけにトラブルとなりやすいのですが、揉めずに上手に親と相談しながら生前整理をする方法も存在します。

ここからは親と生前整理について揉めないために、子供側が重視しておくべきことを紹介します。

お互いの判断する基準を尊重する

筆者は便利屋で働いた経験があり、その中で生前整理をスムーズにするために重視していたことがありました。

それは「お互いが同じ方向を向いて整理することに向き合っているのか」ということでした。

家の中のモノに関しては、親も子もキレイにしておきたいと思うことは同じです。

ですが生前整理のような身の回りの片づけとなる場合、「キレイにする」という行為を「誰のためにやるのか」という方向性の問題で揉めることが多くなります。

私は便利屋で働いていた際にも、生前整理の見積もり案件が入り、見積もっていた中で依頼者の方とその親とで揉めたことがありました。

子供にとって要らないモノであっても、親にとっては要るモノ、ということで何度も揉めたのです。

家に残っているモノは、親にとってみれば「一つの時代を生き抜いてきた証拠」です。

戦後の厳しい時代を生き抜き、一生懸命働いて家族を守ったという自負が親世代に存在するからこそ、簡単には捨てられないモノとなるのです。

生前整理で大事なことは、親が何を大事にしているのか、何をこの家に残したいと思っているのかという判断の基準を親と子供でお互いに共有しておくことです。

生前整理の準備をする段階で、親がどれに一番思い入れがあるのかが分かれば、それ以外のモノはためらうことなく処分することが出来るようになります。

生前整理をする際には、親のモノに対する思い出について聞いてみるのも揉めずに整理を進めるためにはよいかもしれません。

「こんな服持ってたっけ?」

くらいの軽い感じで構いません。親が「これは昔入学式の時にあなたに着せた服で…」といった発言をするようならば、その服に対する親の思いを知ることが出来るので、捨てることも留まれますし、あまり思い入れが無いようならば迷わず捨てることも出来ます。

このようにお互いがどんな思いを持っているのかを予め共有しておくと、生前整理を進める上で準備が進むようになります。

売ってみることを相談してみる

家にあるモノについて、親はどうしても捨てることをためらってしまいがちです。

もし「捨てる」という行為自体に抵抗があるようならば、思い切って売りに出さないか相談してみることも揉めない方法の一つです。

親は家のモノを「捨てる」という行為に抵抗があることが多く、「売る」という行為にはあまり抵抗がありません。

そのために不用になったモノでも安く売って整理することが可能になるのです。

親に試しに「売ってみない?」と問いかけるだけで、反応は意外とよかったりもします。

このご時世、どんなモノでも売れてしまう時代なので、メルカリなどのフリマアプリを活用してみると、親と揉めずに生前整理をすることも簡単になります。

生前整理で重視したいポイントとは?

生前整理で重視したいポイントとは?

ここまでは生前整理を行う上で親と揉めずに話を進める方法を紹介しました。

ここからは実際に生前整理を行うことになったとして、どのような点を重視して生前整理を行えばよいのかについて紹介します。

遺品整理に残しておかないようにする

亡くなった後の家などには、大量のモノが残るようになります。

事前にどれが大事でどれが要らないモノなのか、仕分けをすることができていないと残された家族では判断をすることが出来ません。

また遺品整理をすることになると、時間とお金が思っている以上にかかってしまいます。

そのような状況になることを避けるために、不要なモノを整理して、大切なモノはどこにあるのかという内容を、エンディングノートを作って記しておいたり、事前に家族でその情報を共有したりして忘れないようにすることが必要です。

情報共有やエンディングノートを作って記すことで、もし亡くなった場合にも故人の遺志を理解することが出来ます。

重要な書類などは一本化する

泥棒などに入られることを警戒して、あえて通帳や印鑑、土地の権利書などの重要な書類をバラバラに保管している方も多くいますが、こういった重要な書類に関しては、出来るだけまとめておいて1ヵ所で管理しておくほうがオススメです。

これはもし万が一のことがあった際に、家族がすぐに取り出したり、対応したりすることができるようになるからです。

用心することももちろん重要ですが、保管に関しては事前にお互いの考えなどを尊重しながらまとめておくようにしておきましょう。

生前整理で気をつけておくことは?

生前整理で気をつけておくことは?

生前整理で重視したいポイントは、出来るだけ遺品整理に残さないようにすること、重要な書類はまとめておくこと、この二つがポイントとして重要です。

この重視したいポイントを踏まえて、ここからは生前整理を行う際に気を付けておきたいことを紹介します。

当たり前かもしれませんが、すごく大事なことなのでチェックしておきましょう。

生前整理を一回でまとめてやろうとしない

生前整理は気力・体力が充実しているうちにやっておきたい、と思う方も多いかもしれませんが、深く考えずに「早く終わらせたい」という一心で進めてしまうと、土地の権利書を後先考えずに廃棄してしまったり、処分した衣類の中に大金が眠ったままであったり、など後悔してしまうことになりかねません。

またたくさんいろんなことに手を出しすぎて、整理している本人の頭の中が整理できていない状態にもなりかねません。

そのため一気にやって負担を残さないようにと思って始めた生前整理自体が負担になることも多くなります。

生前整理で大事なのは、部屋や用途に分けてじっくり時間をかけて仕分けをすることです。

そのことで必要か不必要かの判断や、必要なモノをまとめるという作業がスムーズに出来るようになります。

生前整理というのは、一生に何度もあるわけではありません。

そのため、出来る限りゆっくり丁寧に進めていくことが最善の方法と言えます。

こんな生前整理はやめよう!

こんな生前整理はやめよう!

生前整理は身辺をキレイにして、スッキリと来る時を迎えられるようにすることや、残された家族にも負担を減らすことが出来るという点でメリットがある「終活」です。

一方で、生前整理をする上でやってはいけないことも存在します。

ここからは生前整理のことを一通り述べてきた上で、やってはいけないことについて紹介していきます。

一方的な断捨離はしない

生前整理をする上で、身辺を整理することが目的として挙げられます。

しかし親などに一方的に許可を取らずにモノを処分するということは、本来必要であったモノを処分してしまう可能性もありますし、親にとって大事なモノを処分してしまうことになり、それがきっかけで家族トラブルになることも十分にあり得ます。

生前整理の中で断捨離をする際には、必ず一つ一つのモノを仕分けして、本当に捨ててよいのかを確認するようにしましょう。

それによって最低限の不用品のみで回収が済み、費用を抑えられたり、家族トラブルを防いだりすることが出来ます。

相続権などの整理に関しては分割しない

生前整理をする中で重要になるのが持ち家や土地の所有権がある場合、兄弟で誰が相続するのか決めたりすることが多くあったりします。

「みんな平等に分けておこう」

として土地を分割したりすると、4人兄弟で土地を分割して、もしその土地を手放さなければならなくなった場合、誰か一人が土地の売却に反対したら、その土地は売ることができなくなってしまいます。

そうなると家族間トラブルになってしまうこともあります。

そういったトラブルを防ぐために、相続に関しても慎重に進めておくことが大事になります。

まとめ

生前整理は親や大事な人が大事だからこそ行うモノであって、それは自分のためでもあるけれど、お互いのためにもなることだと思います。

だからこそ、生前整理は相手の思いを尊重して、焦らず丁寧に少しずつ進めていくことが重要になります。

今後のことを考えて、整理に関して不安に思う方も多くいると思われます。

そういった時のために、今のうちから一人一人が考えておくことが必要でしょう。

また親の生前整理について、まだ話し合っていないというご家庭も多いと思います。

いつ起こるかわからない有事に対応できるよう、機会を作って相談してみることも大事なことだと思います。

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