特殊清掃とは?緊急性の高い特殊清掃・原状回復で失敗しない業者選び

コラム
特殊清掃で迷う人
特殊清掃で迷う人
はじめての特殊清掃。高額な料金を請求されないか心配。お願いするにしても近隣の方に配慮して早く対応してほしいし、極力臭いが漏れないようしてほしい。

このような疑問・悩みにお答えします。

記事テーマ
  1. 遺体発見が遅れ、腐敗臭が部屋に染み込み特殊清掃が必要になるケースが増えている
  2. 時間との闘い。夏場では2~3日、冬場は5~7日が限度。
  3. 近隣住民への配慮が必要、長期化はトラブルの原因
  4. 害虫駆除の必要性

日本は、今、超高齢化の時代を迎えています。この時代背景において、家族に看取られることなく1人で死を迎え人もいます。

しかし、そのような亡くなり方をして大きな影響を及ぼすのが腐敗臭です。

高齢者の孤独死が問題となっている中で、誰にも知られず死んでいくために、遺体が発見されるのに、何日もかかってしまうということが増えているのです。その時には、すでに遺体の腐敗がかなり進んでおり、酷い悪臭となっています。

しかし、ここで大きな問題となってくるのが、亡くなった場所です。

特に室内で亡くなった場合は、その腐敗臭が部屋にしみ込んで簡単に取り除くことが難しく、このきつい臭いを除去するには特殊清掃が必要となります。

参考 はじめての特殊清掃はどの業者へ依頼すべき?優良事業者を3社厳選しました。

特殊清掃とは

特殊清掃とは

冒頭に述べた特殊清掃の仕事としているが「特殊清掃業」というもので、清掃業の形態の1つになります。

「特殊清掃」とは、誰にも気付かれずに1人で亡くなる孤独死や孤立死、あるいは事件・事故・自殺等の現場で遺体が残っていた跡を全て取り除いて、その前に原状レベルまで完全に回復させる清掃作業のことを指しています。

事件・事故現場では遺体の発見が遅れてしまうことが珍しくはなく、一定時間経過したことでの腐敗や外傷により遺体から血液や体液が漏れ出す状態になります。

そして、死亡から時間が過ぎていくことで異臭はひどくなり汚れも広がっていくのですが、特にその異臭は非常に耐えがたいほどひどくなってきます。

そのような異臭や汚れを完全に消し去るために現場に残された血液や体液などの除去を行うのが特殊清掃です。

この特殊清掃は一般的にあまり認知されてはいないのですが、なくてはならない重要な仕事です。

孤独死や自殺の遺体の体液や腐敗臭

では、孤独死や自殺による遺体の体液や腐敗臭は、どのような感じなのでしょうか?

遺体が放置されたままだと腐敗が進行していくことになりますが、この腐敗によって出て来るのが、「腐敗臭」です。

いわゆる「死臭」と呼ばれるもので、非常に強烈な臭いを放ち、ケースによっては隣の部屋から死臭が漂ってくることで孤独死している人が発見されることもあります。

室内で腐敗した遺体は、まるでチーズや生ゴミが腐ったような臭いを放出しますが、実際には人間の腐乱死体の「死臭」は、チーズや生ゴミよりレベルが違うほどです。

腐敗臭=死臭の発生メカニズムですが、人は生きている間、体内の免疫作用によって細菌の増殖が抑制されています。

、死亡すると免疫作用がなくなって、細菌が一気に増殖していき、その細菌が遺体を分解することで、肉体が腐敗し死臭が発生し始め、体液に体外に流れ出すわけです。

死臭は夏場では2~3日、冬場は5~7日過ぎた辺りから遺体から死臭が出てきますが、亡くなった人の体質や室内の環境によっても腐敗の進行するスピードは異なり、冬の時期でも暖房が効いている部屋での孤独死では遺体の腐敗の進行は速くなっていきます。

死臭がもたらす汚染度合いが大きく、消臭の必要性あり死臭は非常に臭いを出してしまいますので、一度その臭いが染み付くと、自然と消えていくことが難しく、しかも死臭を放っている遺体が長い日数で放置されたままでは、新たな問題も引き起こしてしまうことになります。

近隣にまで腐敗臭・異臭が広がる

近隣にまで腐敗臭・異臭が広がる

死臭の臭いは非常にきつい上に移りやすいと性質があるために遺体のあった場所だけでなく、隣の部屋にまで臭いが広がる可能性があります。

そうなると、その家だけでなく、近隣住民からのクレームとなり、そのことで、人が亡くなったということが発覚するほどです。

その悪臭で住民の人達の精神的な負担となり、死臭が漂う期間が長ければ長いほど、遺体の放置の問題が新たなトラブルの火種となってしまうのです。

このことから、死臭の酷い遺体を発見した場合には、臭いを消すために換気しようと窓を開けたくなりますが、その行為はダブーです。

逆に家中の窓・ドアを完全に閉め切って臭いが外に漏れ出さないようにしなくてはなりません。

下手に換気で死臭を外へ出してしまうと、近隣に強烈な死臭がこびりついて迷惑をかけることになります。適切な処置は、死臭の発生した室内や屋内の消臭作業を行うことです。

害虫駆除の必要性

遺体が長い間、放置されると、ハエやウジが発生していくことが知られています。

遺体が放置されて腐乱していくと、その場所では大量のハエやウジが発生し。数多くのハエが飛び回っている状態になります。

遺体の現場確認では、警察の立ち入りや専門業者の作業で、関係者の出入りが多くなることで、ハエが屋外で出てしまうことになります。

そうなることで、ますます近隣の住民の精神的な負担が増大していくことになってしまいます。

そのために専門業者による害虫駆除を何よりも優先して行う必要性が出てきます。

遺体の腐乱による死臭で害虫駆除から優先的に処置する理由としては、遺体から発生したハエやウジは、遺体の中に潜んでいるかもしれない病原菌のキャリアとなるリスクがあるからです。

したがって、ハエやウジなどの害虫を駆除しておかないと、近隣の人々が感染症に冒されてしまう恐れもあることから、室内の害虫を徹底的に駆除することが重要なのです。

リフォームの必要生

また、死臭を除去する作業の中には、リフォームの作業をあります。遺体から出てきた体液は、床や畳に染み込んでしまうと、これが原因で強烈な死臭がこびりついていき大きな影響を及ぼします。

このような状態では個人レベルでは、簡単に対処することが難しくなってきますので、床や畳自体を交換して体液のシミの消し去る必要があります。

腐敗した遺体の放置期間が長ければ、それほど床には多くの体液がしみこんでしまい、床材の腐敗が進行することにもなりかねません。

その結果、最悪の場合は階下の天井から体液が垂れ出すというケースもあるほどです。このように遺体が放置されていた場所を回復させるために、清掃だけでなくリフォームが必要になってくることもあります。

但し、遺体の早期発見の状況であれば、既存フローリングなど床材を撤去することなく、清掃作業のみで死臭を消去することも可能です。

それでも、リフォームを一部でも施す必要がある場合もあるので。特殊清掃の専門業者の現場判断が必要になってきます。

消臭作業からリフォームまで

まず、腐敗臭を効果的な消し去るためには、空気中に漂う細菌を除去する必要性があります。

その為には、専用薬剤を使い、床や壁などにこびりついた体液などの汚れの除去し、臭いが染み込んでしまった家財を撤去するなどして。細菌や臭いを取り除いた部屋に戻していきます。

特に目で見ることのできない死臭の分子が部屋中に拡がり付着することで臭いを発生させていますが、程度が軽い場合は、体液の除去。消臭剤のよる建材の拭き取り作業やオゾン脱臭機による脱臭作業で消臭作業は完了します。

しかし、遺体が1週間程度経過していた場合は、身体から出た体液が床や畳の隙間や結合部から下地に深くしみ込んでいくケースもあります。

クッションフロアでも突き合わせている隙間から、タイルカーペットでされ隙間から下地に浸透していくケースもあります。

下地の場合、ベニヤやモルタルなど体液が浸透していると。張替えをしないと、臭いがかすかに漂ってしまったままということもあります。

このような時に、臭いの浸透レベルによって、臭気除去としてリフォームを行う必要になてくるのです。

事例では、一連の作業で主な作業を事例として挙げてみることにします。

壁紙に体積が染み込む事例

遺体の状況によっては、壁面に体液が付着してしまうことがあります。

程度が軽い状況であれば、専用薬剤を用いて体液を除去することができますが、時間が経過している場合は、体液が酸化したり変色したりすることもあり、完全にその痕跡を消すことができなくなってしまいます。

このようなケースでは、その箇所の壁紙に限定して張り替えをすることになります。

体液が巾木から浸透した事例

壁にもたれたまま亡くなった遺体の場合は、漏れ出た体液が、部屋の壁と床の取り合い部分に取り付けられている巾木(はばき)から下地にしみ入り込むことがあります。

巾木は接着剤と釘で固定されているものの、水分を通してしまうこともあり、古い家屋であれば、経年劣化より剥がれている部分がありますので、その箇所から浸透していくのです。

この場合は巾木を撤去して接着面の清掃・消臭作業を施して、汚れの程度によっては、フローリングの張り替えをすることで、臭いを消し去るになります。

失敗しない特殊清掃業者選び

近隣にまで腐敗臭・異臭が広がる

これまで見てきたように、遺体の腐乱による死臭を取り除くためには、特殊清掃作業が重要になってきます。

遺品の整理とは異なり、早急な特殊清掃はこれまで見てきた通りです。

長く時間が経過すると、次第に現場の状況が悪化して、清掃そのものが難しくなってしまいます。そのために早急な業者選定の選択が求められるのですが、清掃業者の見極めも非常に重要なことです。

特殊清掃を手掛けている業者の中には、専門的な業者がある中で、引越し業者や処分業者などが兼務しているケース行っている場合もあるので、高いスキルと技術が不足していることもあります。

費用が安価で、徹底した清掃作業ができないリスクがあり、結果的には、再度、清掃をし直ししなければならない事態に陥ることもあり得ます。

その間にも現場の状況がますます悪化し、余計な費用を負担しなくてはなりません。そのために、急いで業者を選択する必要があるのですが、慎重に見極めすることも必要なのです。

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清掃スキルと消臭スキルを持つ業者を選ぶこと

特殊清掃は、特殊なスキルが求められます。腐敗が進行している現場では、通常の清掃や消臭作業では、部屋を原状回復させることができません。

そのために特殊清掃の業者を選定する時は、清掃と消臭スキルがしっかりとしている業者かどうかを見極めることが大切です。

特に消臭に関するスキルは大変重要なポイントで、薬品やスプレー中心の消臭作業はあくまでも簡易的な作業と言えます。

部屋にこもっている腐敗臭を完全に除去するためには、オゾン脱臭機による消臭が特殊清掃として、有効と言われています。

しかも、オゾン脱臭作業でも、強い風量と大量オゾン発生量を特長とするオゾンショックトリートメント(OST法)を導入している業者を選ぶことが重要です。

また、専門技術の有無を確かめるためにも、業者ホームページの施工事例を確認することも必要です。

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ホームページでの着眼ポイント

特殊清掃を行う業者のホームページでも、特殊清掃を業務内容にしているにも関わらず、対応事例が少ないケースも少なくはありません。

逆に言うと、特殊清掃のスキルやノウハウは経験が大きく影響しますので、豊富な経験や実績を持つ業者を選ぶことは、2度手間を防ぐことになります。

追加の提案をしてくれる業者

特殊清掃が必要になる現場では、汚染されたものを除去して消臭する作業に留まらず、完全に臭いを取り除くことができないことも少なくありません。

完全に元通りに近い状態にする為には、(壁紙の張り替えやフローリングなどの床材取り替え作業のような簡易的なリフォームが必要になるケースもあります。

現場確認後の見積りの提示の時に、リフォームの必要性まで提案してくれる業者あれば、より信頼できる特殊清掃業者と言えるでしょう。

特殊清掃業者の作業

特殊清掃では、体液や血液などの清掃を行うことだけでなく、独特な死臭を抑えるリフォームまで行わなければなりません。

その死臭を除去するためには、遺体のあった場所の建材によっても、作業の方法が異なってきますので、その例を挙げてみましょう。

畳の処置

畳の下まで体液がしみ込んでいない場合は、汚れた畳の撤去作業を行います。しかし、和室であることが多くために、その場合は畳以外の木も部分に臭いがしみ込んでしまい、薬剤散布やオゾン脱臭だけでは臭いを除くことができない事があります。このような場合は、木部を全て交換して死臭を消すことになります。

但し、この方法は費用負担が大きくなるので、無色透明の特殊な防臭剤を塗布して、死臭を抑える施工もあります。

クッションフロア

クッションフロアは、意外に床下まで体液が流れていることがありますので、この場合は基本的に撤去作業となります。

床下が汚染されていない場合は、薬剤散布やオゾン脱臭で臭いを抑えることができますが、床下が汚染されていた場合は、素材を必要最小限で切り抜いて補修して臭いを抑えます。床下がコンクリートの場合は、特殊な防臭剤を塗布で死臭を抑えます。

フローリング

フローリングで体液等がしみ込んでしまった場合、薬剤を散布したりオゾン脱臭したりするだけでは、元通りにすることができないどころか、フローリングを新品交換しても解消できないのです。

これは床下まで体液が流れて出しているからで、特殊な防臭剤を塗布することで、床下の汚染部に膜を作ることで、死臭を抑える施工があります。

特殊清掃の相場・料金

清掃の業者を選ぶ際には、費用の相場感を知っておくことも大切です。

マンションやアパートの退去時、普通のクリーニング費用はおおよそ1万~3万円程度ですが、特殊清掃の場合は約5倍程度の費用を必要とします。

これは、人件費や日数が通常のクリーニングよりも要するためです。特殊清掃費用の目安としては、以下の通りです。

  1. 1DK(死後3週間程度):特殊清掃4時間、消臭時間48時間で料金60,000円
  2. ワンルーム(死後3週間程度):特殊清掃2.5時間。消臭時間72時間で料金95,000円 ※間取りや死後の経過時間等によっても料金が変動
  3. 床清掃:30,000円~
  4. 浴室清掃:30,000円~
  5. 消臭剤・除菌剤散布:10,000円~
  6. 畳の撤去作業:1枚3,000円~
  7. オゾン脱臭作業:1日30,000円~

特殊清掃は通常の清掃より高くなるので、できるだけ安価な清掃業者を選択する事になりますが、それだけに業者を選んでしまうと、前述のように再度、作業のやり直しが出てきますので、トータル的な判断が必要です。

特殊清掃よくある質問

Q.対応出来ない現場はありますか?

A.法定伝染病によってお亡くなりになられた場合、また警察や検察により立ち入りが規制されている場合には作業をする事が出来ない場合があります。基本的にはどのような場合も対応していますが、まずは業者へご相談ください。

Q.訪問見積もりではどのようなことを確認しますか?

A.訪問見積もりでは、遺品やごみの量、部屋の広さや汚れの度合いを確認します。汚れの度合いによっては壁紙や床材の交換を行う場合があるので料金が変動します。またゴミが多い場合、トラックの重量やスタッフの人数が多くなることがあるので、複数の業者で相見積もりを取りましょう。

Q.事前に、部屋の片づけをする必要はありますか?

A.事前の片づけは不要です。特殊清掃が必要な現場はとても苛酷な環境のため、ご遺族の方々に大きな負担となります。業者にすべて任せてしまうのが良いでしょう。

Q.近隣住民に知られたくない場合は?

A.そういった要望を受け付ける業者も中にはあります。社名を伏せたり、作業内容が分からないようなスタッフの恰好、車両で対応することも出来ます。見積もりをお願いする際、事前に対応可能かどうか、確認した方が良いでしょう。

Q.作業費用が見積金額以上に請求されることはありますか?

A.作業後に見積金額を超えて請求されることはありません。しかし、一部悪徳業者ではそういった要求をするケースもありますので、「みんなの遺品整理」のような優良事業者を検索できるサイトや、業者とのメール連絡の中で証跡を残すようにしましょう。

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