投稿された悩み相談
Q.遺品整理の買取で査定後断った場合は費用は発生するのでしょうか?
高齢の母が急死し、一人暮らしをしてた部屋の遺品整理を依頼しました。遺品のなかにゴールドとプラチナのネックレスなどが数品出てきて、「ご希望なら査定した後に買取することもできます」と言われました。
ただ貴金属の査定は鑑定士が行うので、その場ではできず持ち帰りになるということだったので、もし査定額が低かった場合も断りにくいと思い買取依頼はしませんでした。
もし持ち帰りの査定をしていただき、やはり売らない・・・ということになった場合どうなるのか、郵送で返品していただけるのかなど、疑問が残りました。
参考 遺品の高価買取ならココロセイリ。24時間即日対応、追加料金なしで安心安全。
遺品整理質問箱とは?
「遺品整理質問箱」は参加者同士で知見や知識を楽しくシェアし、遺品整理や生前整理の悩みや不安を解消するサービスです。
遺品整理や生前整理など、あなたが持っている知見や知識で困っている人を助けてあげましょう。
メールアドレスの登録は一切不要。ハンドルネームのみで投稿出来ます。
回答一覧
ご質問に対する回答は、その鑑定士が無料査定に応じるかどうかで当然変わります。「査定は無料でOK。査定後のキャンセルも可能」という鑑定士であれば、当然郵送で返品してもらえます。ただし返品にかかる送料は依頼者負担となるのが通常です。
また、査定額が低い場合に買取を断りにくいなどと遠慮することも不要です。先方も、買取を断られることを想定しつつ、顧客獲得手段の一環として無料査定を行っているのですから。
余談ですが、貴金属の鑑定業界における最近の傾向としては、無料査定に対応していた業者が有料査定に切り替える例が増えています。これは、複数の店舗で無料査定を利用しつつ、査定額に納得しないなど適当な理由をつけて買取を依頼しない不届きな利用者が増えたことが原因です。
こういった利用者がたくさん出てくる背景には、やはり経済不況の問題があります。遺産の中に金銭的価値の高い貴金属や骨董品などがあると、相続税を少しでも安くしたいと考える相続人が、最安値の査定額が出るまであちこちの鑑定業者を回り、無料査定の依頼をくり返しているわけです。景気が悪いと脱税が増えると言われますが、なんともさもしい話ですね。
遺品整理で出てきた貴重品を持ち帰って査定した場合、「依頼者が査定額に満足しないなら返却する。郵送返却にも対応する」という業者と、「査定は売却を前提とする無料サービスなので、査定額がいくらだろうと返却しない」という業者に分かれます。
遺品整理を業者に依頼すると、目を見張るようなスピードで部屋がきれいになっていきます。その仕事ぶりに圧倒されてしまう結果、貴重品を安く買いたたかれてもなかなか拒絶できず、そのまま売却してしまうというケースが散見されます。貴重品を冷静に査定したいのであれば、遺品整理業者にゆだねず、後日ゆっくりと自分で査定業者を選ぶと良いでしょう。