遺品整理は事前準備が必要?遺品は遺品となる前から整理を考えなければならない

体験談
記事のポイント
  1. 業者によっては事前準備が求められるケースがある
  2. アルバイト中心の業者もあり、作業の効率が悪くなることもある
  3. 2階建ての木造住宅。間取り5LDKで総額130万円の費用
  4. 作業スタッフは3人で、作業日数は合計3日間

遺品整理のキッカケ

編集部
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どのような事がキッカケで遺品整理をしようと思ったのでしょうか?

家具や家財が想定よりも多く祖父が存命中に片づけようと思いました

祖父は生前から、戦争経験者ということもあり、「もったいない」「まだ使える。」と、とにかくモノをため込む人でした。

それにもかかわらず、目新しいもの好きで興味のあるものはすぐに買い、中古で安くなっていれば買い、いつの間にか、祖母が存命中から共に過ごしていた戸建は、あっという間にモノであふれかえり、家一軒の中に足の踏み場がない状態となっていました。

「よくここで生活できたな」と思えるような状態になってしまった家の中を、祖父の娘である母と共に眺めました。

祖父は当時がんで入院中。先が長くないことも告げられていた状態ということもあり、これほどの量を片づけるなら、今から手を付けないとどうにもならないと当時は思いました。祖父の存命中から片づけをはじめ、のちにそれ自体が遺品となっていきました。

他の方の体験談

遺品整理や生前整理は何度でも経験するものではありません。遺品整理や生前整理を初めて経験する方にとって、体験談は何よりも重要な意見となるはずです。

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編集部
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遺品整理の手順はどのように確認し、進めましたか。トラブルや不満などありましたか?

モノの量が想定よりも多く荷物の搬出・整理に半年かかりました

スケジューリングに関しては特に気にしていませんでした。持家であることに加え、モノの量が多すぎて売却や取り壊しなどの行動を起こすにしても片づけにかかるスケジュールがまったく読めず、先を考えるよりもまず片づけに集中しないといけなかったからです。

はじめに、家族で遺品整理を始めました。まず行動したのは、自分たちの休憩できる部屋の確保。ものであふれかえり、片づけが行き届いていない家は、家自体にガタがきて虫がわき、とてもそのままでは片づけを進められる状態ではありませんでした。まず自分たちが拠点とする場所の荷物をすべて出す必要がありました。

他の部屋もモノで溢れていたので、別の部屋に詰め込んでも、大した違いはありません。

部屋から荷物を出し、換気して掃除機をかけ、それでも気になったので絨毯をひき、消臭剤を撒きました。

そこから別の部屋の片づけに移ろうと思ったところ、いたるところに虫がいて、おそらく食品が入っていたビニール袋の中には大量のゴキブリがうごめいていました。

どこを歩いてもホコリが舞ってしまい、恐らく見えないところでもカビが生えたりしていたのか、体調は悪くなる一方でした。

このままでは虫の気持ち悪さや、空気の悪さでまともに作業が進まないと判断し、その日は各部屋に虫対策の道具を買ってきて配置し、初日が終わりました。それだけで、約6時間の作業でした。

編集部
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なぜ業者へ依頼しようと思ったのでしょうか?

家族で作業するには限界があると思ったからです

休日にまとめて作業することが多かったので、自分たちで遺品整理を開始してから、なんと約半年。半年でようやく足場が出来ました。

モノを整理し運び出し、裏庭には趣味だったDIYの道具がずらり。DIYの趣味が行き過ぎて、作業台も祖父自身で作っている始末。趣味で作ったモノが目の前に並ぶとその量に圧倒されました。

そして、荷物の移動がある程度済み、何とか足の踏み場ができたころ。そろそろ、モノを捨てることを考え始めたころ、祖父が亡くなりました。ここからが形式上、遺品整理の始まりとなります。

ここで一つの壁を機に業者依頼へシフトしていきます。それは「捨てる」ことです。

リサイクルセンターも引き取れるものに限界がありますし、出張買取業者に「家の中のものすべて査定してくれ」なんて言えません。

通常のごみ回収のたびに出すには、そこに住み込みで毎日日替わりゴミを出さなければいけませんし、とてもその程度で出し切れるゴミの量ではありませんでした。

一気に処分してしまわないと、遺品整理だけですでに半年以上たっており、自力でこれ以上時間をかけるのは得策ではない。家族内でこの意見が一致し、業者に依頼することとしました。

編集部
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遺品整理の業者に対する所感を教えてください。最初はどのようなイメージをお持ちでしょうか?

作業効率が良い業者とそうでない業者が存在すると思います

今回、2回に分けて遺品整理をお願いしました。対応の違いや金額を比較したかったので、2社にお願いしました。満足度が低いので名前は伏せますが、1社目の遺品整理業者は対応があたふたしている印象でした。2社目は「遺品整理ネクスト」です。ネクストは非常に対応が良くサービス内容、金額ともにとても満足しました。

満足度が低い1社目の対応について言及します。私は最初、遺品整理業者というのは、サッサと荷物を運び出して立ち去るものだと思っていました。

家族に力仕事が出来たり工具を扱えたりする人間がいたために、業者の方々と動きがバッティングしてしまい、作業の効率の悪さを感じてしまいました。

恐らくバイトの方もいるのだと思いますが、統制が取れていなかったり、お互いに気を回せていなかったり、慣れた方がやっているようには見えず、少々煩わしさは感じました。

また、遺品整理業者にも条件があり、器の形をしたものは水を抜いておくこと、植木は土を抜いておくことなど、事前にこちらで準備しないといけないこともありました。

正直なことを言えばですが、全て捨てるのであればやってくれてもいいのでは?とは思いました。
もちろん、業者の方がスムーズに作業するためには必要なことだと思いますが、片づけをしていただく業者ですし、正直安くない値段を払って来ていただくので、もう少しお任せしたかったというのが感想です。

遺品整理業者のメリット・デメリット

編集部
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遺品整理をして良かった事はありますか?

ひどく散らかった部屋を3日で片付くとは想像していなかった

何よりも言えるのは、行き場を失ったモノたちを綺麗にしていただけたことです。捨てられず、動かせずだと、物自体が邪魔になることもそうですが、せっかく今ある家を使わず、倉庫のような状態にしておくのが一番もったいなかったからです。

家の次の利用法、土地の今後を考えると自分たちで片づけをして約半年たってもこの状況なので、それを一気に打破していただけたのはとても助かりました。

編集部
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遺品整理をして悪かった事はありますか?

故人の思い出が捨てられる悲しさが残りました

もちろん望んで依頼した遺品整理ですが、孫の私でも思い入れが深い家財の数々が問答無用で運び出されていくのは、とても寂しい気持ちになりました。

業者の方々は淡々と仕事でやっているだけなので、私たちの思い入れやモノに対する思いでなど全く関係ないため、祖父が大切にしていたモノが徐々にトラックの荷台へ回収されていく風景を見ていると、スッキリするような、でもどことなくモヤモヤするような、そんな気持ちを抱いていました。

おすすめの遺品整理業者と料金

実際に使った業者の名前を教えてください。また、どのようなサービスが良かったか合わせて教えてください。

おすすめは「遺品整理ネクスト」です

満足度が高かった業者は、「遺品整理ネクスト」です。特段こだわりがあったわけではなく、知人から紹介されたので使用させていただいただけでしたが、下見や対応はとても丁寧でした。

2日で済むはずだった搬出が、荷物の量が多すぎて間に合わなかった際に、3日目も対応して頂けました。料金変更は一切ありませんでした。

また、事前に頂いた水や植木の準備については、現場の人からは「別に大丈夫ですよー」と言って頂きました。言われた通り事前に準備はしておりましたが、柔軟に対応していただける業者だったので、とても安心感がありました。

編集部
編集部

業者に依頼した時の「条件」や「支払い金額」を教えてください。

ご厚意によりオプションサービスが無料になりました

今回依頼したのは、2階建ての5LDKです。事前に見積もりをして頂き、作業になりました。金額は見積もりと同じ130万円でした。途中、消臭作業を追加しましたが、ご厚意により追加の支払いはありませんでした。

主な処分品は家具、家財です。作業時間は、搬出だけで午前中のみでした。トータル3日で搬出完了し、当日の作業人数は3日とも3人でした。

作業順番は、1日目は『入口から近い広い部屋』二日目は『2階、キッチン』3日目は『裏庭』という運びでした。作業が終わると、次来る時のためにどこまでやるか、何人必要かをリーダーが目算してスケジュールを立て帰っていく、という流れでした。1社目の業者に比べ、ネクストはとてもスムーズに作業が進んだと思います。

編集部
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生前整理を考えたことはありましたか?もしあれば、どのような事がキッカケで考えるようになりましたか?

私はこの経験から生前整理よりも、まず自分がモノをため込まないようにしようと決めました。

捨てるのではなく、自分の持ち物を常に少なく保つことで、周辺やその後の迷惑もそうですが、何よりも、身軽に生きたいと思ったからです。

モノに縛られる。使うかもわからない、ちゃんと見ればゴミだと判断してしまうようなものに自分の生活を物理的に圧迫され、心の余裕も体の置き場の余裕もなくなっていくのは少々考え物だと思います。

整理する前に、常に整頓できる状態を保つ、というのも一つの手段なのかもしれません。

インタビュー日:2019年11月18日

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