賃貸物件の退去期限がある場合、遺品整理業者を活用することが重要

体験談
記事のポイント
  1. 最初から業者に依頼しないすべきではない
  2. 複数の業者から見積もりを取るべき
  3. 事前にある程度荷物は片付けておくこと

遺品整理のキッカケ

編集部
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どのような事がキッカケで遺品整理をしようと思ったのでしょうか?

父が急死し、住居の退去期限が迫ったことがキッカケでした

両親が高齢になり、身体も思うように動かせなくなっていたため、暮らしていた賃貸物件から高齢者施設へ引っ越すことになりました。

しかし、入居を予定している施設の部屋はスペースがないため、すべての荷物を持っていくことは不可能。

また、経済的にも余裕がなかったため、賃貸物件からの退去と、施設への入居のタイミングを合わせていたのですが、その矢先に父が急死。すでに退去の日付も決まっていたため、父の葬儀を行うとともに、急いで遺品の整理をする必要に迫られました。

他の方の体験談

遺品整理や生前整理は何度でも経験するものではありません。遺品整理や生前整理を初めて経験する方にとって、体験談は何よりも重要な意見となるはずです。

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編集部
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遺品整理の手順はどのように確認し、進めましたか。トラブルや不満などありましたか?

退去などの日付が決まっていたため、短時間での整理が必要に

賃貸物件の退去日はすでに決定していたため、その日までに家の中の荷物を片づける必要がありました。

そのため、まず母には一足先に高齢者施設への引っ越しをしてもらい、子どもたちだけで遺品を片づけることにしました。

最初に行ったのは、明らかに不要と思われるゴミを出すことと、母の介護用品などを引き取ってもらうことです。

というのも、両親なりに家の中を片づけてはいたのですが、高齢でどうしても行き届かず、家の中のあちこちにはゴミが散乱している状態でした。

それを片づけなければ、残しておきたいものとそうでないものを仕分けることもできません。そのゴミを片づけたあとは、介護用品の整理を行いました。

また、母は身体の具合が悪く、日中はほとんどベッドで過ごし、ベッド以外には車いすを使用し、家の中には手すりや段差解消のためのマットなども設置していました。

退去のためには原状復帰が必要だったため、手すりなど外せるものは自分で外し、ベッドや車いすなどは介護用品の業者に頼んで引き取ってもらってから、本格的な遺品整理が始まりました。

編集部
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なぜ業者へ依頼しようと思ったのでしょうか?

個人では片付けられないものも多くあったためです

明らかに不要なものや壊れているものを運び出してはみたものの、まだまだ家の中にはたくさんの荷物であふれていました。

もし価値があるものがあればと、着物や貴金属などは出張買取の業者に査定をお願いしたのですが、引き取ってもらえるものはごくごく一部。特にタンスや食器棚、ソファ、テーブルといった大きな家具は、自分たちの力だけで運び出すのも困難でした。

また、家庭ごみとして処理できる量も限られしまい、さらに片付けだけでなく、父の葬儀の準備も進める必要がありました。

そこで思い切って、遺品整理の業者にお願いすることにしました。

編集部
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遺品整理の業者に対する所感を教えてください。最初はどのようなイメージをお持ちでしょうか?

業者にも様々な種類や特徴があると感じました

遺品整理の業者にお願いするにあたり、重視したのは金額と日程でした。

退去の期限である一週間後までに荷物を運び出して欲しいと五社に問い合わせたのですが、日程的に不可能だと二社に断られ、三社に見積もりをお願いすることになりました。

見積もりの時点で問題があると感じたのがA社。

当日はどうしてもその時間しかダメだということで、午前九時という時間を指定されたのですが、いくら待っても業者が来ません。そこで確認の電話を入れたところ、しばらく待たされたあと、「急に行けなくなったため、十二時頃にして欲しい」とのこと。その際も、なぜ行けなくなったのかという理由の説明はありませんでした。

さらにその後、今度は十二時前に「夕方にして欲しい」という連絡がありました。この時点ですでに不信感が芽生えてはいましたが、もう一度来ていただいて見積もりを取ってもらうことにしました。

夕方に来たのは作業服の男性で、態度は悪くなかったのですが、見積もりの段階で他の会社の倍以上の価格を提示。そのため、今回はお断りしますとお伝えしました。

お断りの理由として他社の見積もり金額を伝えたところ、「それは安すぎる」、「業者の中には最初に安い金額を提示しておいて、作業の途中に追加料金を請求することもある」、「弊社の場合は最初に提示した料金以上に請求することはないので、また考えて連絡して欲しい」と言って帰って行かれました。

実際には、お願いした業者に追加料金を請求されることはなかったのですが、遺品整理というのは初めての経験だったため、非常に不安になりました。

B社の場合、見積もりの方は二名。価格は適正だと感じましたが、「タンスの中は空っぽにしておいて欲しい」「植木は鉢だけにしておいて欲しい」「仏壇は扱えない」などの条件がありました。

そして、3社目の株式会社ライクの場合、見積もりの方は一名。価格は最も安く、B社のように条件が出されることもなく、「すべてお引き受けいたしますので、当日もこのままの状態で構いません」と言っていただきました。

3社を比較検討した結果、株式会社ライクにお願いすることにしました。

遺品整理業者のメリット・デメリット

編集部
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遺品整理をして良かった事はありますか?

時間と労力を短縮することができました

遺品整理をお願いしてもっとも良かったことは、すべての荷物をキレイにして退去期限に間に合ったということでした。

遺品整理だけに労力を使わずに済んだため、父の葬儀も無事に済ませることができました。

もし個人で遺品整理を行う場合、大きな家具を捨てるためには事前に連絡して、引き取りに来てもらったり、指定した日に粗大ごみとしてゴミ置き場に運んだりする必要がありますが、家族の手だけでそれを行うのは実際にはかなり難しいものです。

また、これから遺品整理をしようという人の中には、テレビ番組の影響で「お金になるものも多いのではないか」と考えている人も多いかもしれませんが、実際に買い取り業者に引き取ってもらえるものはごくわずかです。

そのため、遺品のほとんどは自分たちの手で処分しなければなりません。

さらに、業者にお願いすることで、両親が使っていたものに対してどう処分すればいいか迷いが生まれ、さらに時間がかかってしまうこともありませんでした。

もし業者に入ってもらわなければ、退去期限までに片づけを済ませるのは難しかったかもしれません。

編集部
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遺品整理をして悪かった事はありますか?

後になって後悔することも

遺品整理をお願いして特に悪かったと思うことはありませんが、強いて言うならもう少し思い出の品を残しておいてもよかったかもしれません。

そのときはできるだけ早く家を片づけることに気を取られていましたが、時間が経ってから考え直してみると、もう少し残しておいてもよかったものがあったのではないかと思えてなりません。

おすすめの遺品整理業者と料金

実際に使った業者の名前を教えてください。また、どのようなサービスが良かったか合わせて教えてください。

お願いした業者は「株式会社ライク」です

3社から見積もりを取って金額面でもっともリーズナブルだったためにお願いをしましたが、サービスも非常に丁寧でした。

たとえば、食器の搬出。遺品整理の場合、食器をそのまま段ボールに詰めて運び出すというイメージでしたが、女性のスタッフの方がひとつひとつ食器を梱包、運びだしていただけました。

もう使わないもので、捨てるしかないと分かっていても、両親が毎日食事をしていた食器をゴミのように扱われると、きっと寂しさを感じたかもしれません。しかし丁寧に運び出していただいたために、悲しみを感じることもありませんでした。

また、事前にある程度は自分たちで片づけを済ませていたのですが、タンスなどの家具を動かしたときなど、後ろから出てきた空の封筒などについてもきちんと報告していただきました。

なお、事前の見積もりよりも荷物が多く、追加のトラックが必要だったのですが、あらかじめ提示された見積もりを越えることはありませんでした。

掛かった時間は約七時間程度で、ゴミも含めてすべて搬出していただきました。

年式の新しい冷蔵庫などは買い取り扱いにしてくださったために金額面でも助かりました。

編集部
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業者に依頼した時の「条件」や「支払い金額」を教えてください。

見積もりの範囲内で収まりました

依頼したのはマンションで4LDKでした。事前の見積もりは16万円、追加の料金はありませんでした。

処分していただいた大きな家具は洋服ダンスが二つ、食器ダンスが一つ、ベッドが二つ。あとは家財道具が中心です。

「荷物はこのままの状態で構いません」と言われていましたが、必要なものや大切なものを見落としているかもしれないと、事前にあらかじめ、ある程度は家族で片付け、タンスの中などは空にしておきました。

完全に業者任せにせず、ある程度自分たちの手で片づけることで、残しておきたいものを選ぶことができただけでなく、自分の心の整理にもつながりました。

編集部
編集部

生前整理を考えたことはありましたか?もしあれば、どのような事がキッカケで考えるようになりましたか?

遺品整理の経験で、普段から荷物を整理しておく必要性を感じています

日頃の生活の中で、「これは使わないけれど思い出があるから」、「いずれ使うかもしれないから」、「価値があると言われているから」など様々な理由によって置いてある荷物は意外と多いものです。

しかし、年を取って体力と気力がなくなると、それを分別して処分するのも難しくなってしまいます。

元気なうちにできるだけ持っているものを減らしておくことや、身軽に生活することは、限られたスペースを有効に活用するだけでなく、後に残された人のためにも重要なことだと感じています。

インタビュー日:2019年12月05日

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